企業は海外企業との合併や海外進出など、以前に増して国際化の波にさらされています。
こういった課題を解決する手段として、有効なソリューションが法人向けのオンライン英会話と言えます。
今回、この法人向けオンライン英会話についておすすめのスクールや選ぶ際のポイントを紹介し、まとめました。
この記事を読めば、英語教育を担当し、オンライン英会話を検討している立場の方にとって大きな参考になります。
法人向けオンライン英会話3選
法人向けのオンライン英会話は、想像以上に多くのオンライン英会話スクールがあります。
その中でも比較的定まった評価や実績のあるものとして、今回、Linguage(リンゲージ)、Gaba(ガバ)、Berlitz(ベルリッツ)をおすすめします。
この3つのオンライン英会話について、その特徴を中心に紹介し、解説します。
Linguage(リンゲージ)
Linguageは、国内の企業です。
このオンライン英会話の特徴として法人向けを含めた40年以上の実績、カスタマイズ、欧米の講師が多いという点が挙げられます。
Linguageは日本の商社が海外進出を本格化した1980年代からすでに英語教育を行っているという実績です。
この実績は、日本企業の海外進出に貢献した歴史でもあり、これからグローバル化を進める法人にとっても豊富なノウハウに助けられることは決して少なくありません。
カスタマイズも特徴です。
法人によって商習慣や会話内容も変わってきます。
そのため、それに対応できるオンライン英会話でもあるという点でオススメできます。
欧米の講師が多いこともメリットです。
コストカットでフィリピンなど母国語としているものの欧米の英語スタイルとは若干異なる国の講師を採用していることが多い中、ビジネス相手となる欧米人と同じ英語を話す講師と学ぶことでより実践的な英語が学べます。
これが大きな差になって表れることも少なくありません。
Gaba(ガバ)
GABAは1995年創業の比較的年数が長い英会話スクールが展開するオンライン英会話です。
このスクールの特徴として、オンラインと実際の講義のミックス、研修管理システム、分かりやすい習熟度が挙げられます。
オンライン英会話と言うとオンラインのみのサービスが多く、ネットだけの内容になることも少なくありません。
しかし、GABAは講師の派遣サービスも行っているため、オンライン英会話と並行して講師によるグループレッスンも実施することを可能としています。
そのため結果を出したい法人としては、より効果的なレッスンが期待できるのです。
研修管理システムの実装も魅力と言えます。
社員によってはオンライン英会話をサボる人材もまれにいるのが事実です。
そういった勤怠をチェックできるシステムは管理を行う上でも重要なポイントと言えます。
分かりやすいカリキュラムごとの習熟度も魅力です。
どの社員がどの程度のレベルにあるかを知ることができるので、適切な人材を選ぶのに適しています。
こういったきめ細かなサービスがおすすめ理由です。
Berlitz(ベルリッツ)
Berlitzは、海外でも高い評価がある外資系の英会話スクールが行うオンライン英会話です。
このオンライン英会話の特徴は、高いレベル、グローバルスタンダードの教育、ビジネス経験者の講師と言ったものがあります。
高いレベルは、海外の厳しい競争を勝ち抜き実績を積み上げてきた組織が運営しているということが証明しています。
英会話のレベルが高く、低いレベルにある社員であっても引き上げるだけの力を持ったオンライン英会話です。
グローバルスタンダードと言う特徴は、全世界で英会話の教育を実施しており、すでに全世界12,000社に導入実績を持っているという強みがあります。
これによって世界標準のビジネス英語を法人の社員教育に導入でき、実績数も多いことから業種ごとに柔軟なカリキュラムを作ることも可能としている点も注目です。
講師も全員ビジネスの最前線で活躍した人材を採用しており、どのような局面でどのような会話が行われるか実際の現場を知っている講師ならではの本格的なビジネス会話をオンラインで学ぶことができます。
即戦力の英会話を身に着けるには大きなメリットがあると言えます。
法人向けのオンライン英会話を取り入れる際のポイント
法人向けのオンライン英会話を取り入れるにはいくつかポイントがあります。
これらは法人向けのオンライン英会話を選ぶうえで重要なポイントとなってきます。
この3つのポイントについてそれぞれ解説を行い、まとめました。
最低限、これらのポイントを押さえておけば法人向けのオンライン英会話を導入するうえで効果を高め、万が一発生する可能性のある導入の失敗も最低限に抑えられます。
柔軟性
法人向けオンライン英会話で実績を重視することも多いです。
しかし、それは法人向けオンライン英会話としての柔軟性を見るための基準として判断します。
柔軟性は法人向けオンライン英会話の重要なポイントです。
業種や事情、例えば製造業が海外進出するのか、英語を母国語とする企業に買収されたのかと言ったケースによって学ぶ英会話も変わってくるというのがその理由になります。
そのため、それらの業種や事情によって柔軟にカリキュラム内容を変更、カスタマイズできるという柔軟性は法人向けオンライン英会話として大きなポイントです。
逆に、均質なサービスやカリキュラムしか提供できないオンライン英会話は法人向けと割り切った場合、選択の対象外と言っても過言ではありません。
そういった意味で実際に法人向けオンライン英会話を選ぶ際は、どの程度自分たちの企業向けにカスタマイズしたカリキュラムを提供できるかと言うことをしっかり注目する必要があります。
ビジネス英会話
せっかくオンライン英会話を導入しても、英会話の内容が稚拙なものでは意味がありません。
特に法人向けオンライン英会話の場合は事業の収益に貢献するものでなくてはいけないのです。
そういった意味で契約したオンライン英会話が日常会話中心のカリキュラムだったとしたら、研修のための出費ではなく、社員によっては苦痛を伴う無駄な福利厚生費になってしまうことも少なくありません。
そのため、法人向けオンライン英会話を選ぶ際は最低限ビジネス英会話であるかどうかと言ったことをチェックし、最初のふるいにかける項目として選択することが重要です。
あくまで企業や法人の海外進出や親会社、子会社との円滑なコミュニケーション、海外の顧客とのコミュニケーションを重視した内容であることは必須と言えます。
更に突き詰めれば、講師陣も何かしらのビジネスの経験や教育を受けていた経験がある人材を選択することが望ましく、講師陣はどういった人材なのかもビジネス英会話を選ぶ際のポイントです。
コスト
コストも忘れてはいけません。
法人向けオンライン英会話の導入には、多額のコストが発生します。
これは、研修のために講師を招聘するものとは文字通り桁が違う場合も少なくありません。
しかも、契約内容によっては毎月固定出費として計上されるものになるので、当然コストも意識する必要があります。
かといってコストだけに注目し、内容が杜撰なものを選んでは本末転倒ですから、内容も高く、それでいて内容の割に安価な、いわゆるコストパフォーマンスの高い法人向けオンライン英会話を選ぶ必要があります。
さらに効果を短期間で出すために多少月々のコストが高くとも契約期間内に結果を出すところを選ぶというのもポイントです。
オンライン英会話は比較的安価で、法人契約を行えば個々の金額もかなり安いものになります。
しかし、総額で見るとかなりの金額の研修費になりますから、コスト、やや踏み込んでコストパフォーマンスを意識した選択を行うというのも法人向けオンライン英会話を選ぶ重要なポイントです。
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