英検の二次試験には個別面接があるため、スピーキング力は必須です。
そうした中で、コストパフォーマンスの良いオンライン英会話を選択する人は多いと思いますが、その全てが英検対策に特化したコースを提供しているわけではありません。
そこで今回は、近年需要が増えてきている英検を受験する人向けのオンライン英会話についてまとめてみました。
Contents
英検対策が出来るオンライン英会話3選
ここからはおすすめのオンライン英会話を紹介していきますが、数あるサービスの中から3つにまで候補を絞るために、以下の点に注目してみました。
オンライン英会話の魅力の一つは授業料の安さであることは言うまでもありません。
次に、大人だけでなく、小さな子供も勉強できるサービスであること。
そして、日本人講師が在籍していること。
ネイティブ相手だと緊張してしまう…という人には日本人講師がおすすめです。
my tuter(マイチューター)
my tuterは、TOEICやTOEFLだけでなく、英検対策にも力を入れているオンライン英会話サービスです。
講師は英検やTOIECに経験豊富な講師が中心となっており、教員免許保持者、ロースクール卒など、教育のプロのみで構成されていることが特徴で、カジュアルなオンライン英会話とは一線を画しています。
英検対策コースでは、小学生・中学生から社会人向けのクラスを網羅。
英検5級から1級までカバーしています。
授業は専門の講師が担当し、授業内容は実際の英検に準拠したテスト形式。
英検の出題傾向を元にした問題に取り組みながら、苦手ポイントを克服することができます。
さらに個別面接の対策として、本番さながらのマンツーマン授業も受けることが可能です。
雰囲気としては英会話教室と言うより、試験に特化した予備校形式と言ったほうが良いかもしれません。
月額料金は6000円からとなっており、値段的にもかなりリーズナブルになっています。
Worldtalk(ワールドトーク)
「英語力に不安があるので外国人講師はまだちょっと…」という人ならWorldtalkがおすすめです。
200人以上の講師が在籍しており、その多くは日本人講師。
英検は日本のみで受けられる試験なので、英検の指導経験豊富な日本人から教えてもらうことにはたくさんのメリットがあります。
日本人だからこそ分かる勉強の悩みを気軽に相談できる、というのもその一つですね。
また、海外在住の方が多いことも特徴の一つです。
海外在住の日本人から英語を学べる、そうした点もオンライン英会話のメリットと言えるでしょう。
値段は1レッスン260円からという安さ。
通常の英会話スクールでは1レッスンあたり1000円以上が当たり前なので、それに比べると非常にお得な価格になっています。
Smallworld(スモールワールド)
Smallworldは、幼児からシニアまで、あらゆる世代が勉強できるオンライン英会話です。
全ての講師が幼児(3歳から6歳)と小学生(7歳から12歳)に対応していることから、受講者の7割以上が幼児と小学生が占めています。
ワールドトークと同様、こちらも日本人講師が中心。
バイリンガルの講師も多いため、その実力は折り紙付きです。
授業内容はお絵かきや、洋楽と映画を使った楽しいユニークなレッスンから、試験対策レッスンまで盛りだくさんとなっています。
中には小学校3年生で英検2級に合格したという子もいるので、早期英語教育の場としては最適な英会話サービスの一つです。
ただし、英検対策の授業を受けられるのは小学1年生からとなっています。
会話や英作文の他に、実際の過去問題や予想問題集を利用した授業を受けることができます。
テキストは英語圏で使われている教材を使うこともあるため、ネイティブの子供と同水準の教育を受けることが可能です。
英検対策が出来るオンライン英会話を選ぶ際の注意点
冒頭で書いたように、日本にはオンライン英会話スクールが山のようにあるため、適当に選んだら全く合わなくて失敗してしまった、ということになるのだけは絶対に避ける必要があります。
口コミを参考にするにしても、「口コミの数が多すぎていまいち参考にならない」という経験をした方も多いのではないでしょうか。
ここでは、「英検のためのオンライン英会話を選ぶ時、どういったことを意識すれば良いのか?」という点を見ていきたいと思います。
日本人講師の英検コースが用意されているところを選ぶ
そもそもオンライン英会話の多くは、日常会話にフォーカスを当てていることがほとんどです。
残念ながら英検に特化した授業を提供しているところは、まだ少ないというのが現状となっています。
理由としては、そもそも英検が日本のみで実施されているということが挙げられます。
フィリピン人を始めとする外国人講師の場合、日常会話なら全く問題ありませんが、日本の英語試験となると残念ながら専門外であると言わざるを得ません。
ネイティブスピーカーの英語力は確かに日本人から見ると素晴らしいのですが、ネイティブスピーカー=英語教育のプロというわけではありません。
このため、「英検のための専門コースが用意されていること」「英検について豊富な知識を持つ日本人講師に教わること」が英検合格に向けた第1歩となります。
特にネイティブと日本人のいいとこ取りをしたバイリンガルの講師なら、初心者には最適の講師です。
そうした人が英検対策の授業をしているのなら、間違いなくおすすめできます。
文法中心のオンライン英会話は避ける
たいていのオンライン英会話の1レッスン当たりの時間は、30分ほどとなっています。
そんな短くて貴重な時間を、文法に費やすのははっきり言って時間の無駄です。
独学に行き詰まりを感じてオンライン英会話を始める人は多いかと思いますが、英文法について言うのなら、ほぼ独学で問題ありません。
むしろ自分でテキストを使って勉強したほうが速くて効率的で、時間を節約できます。
よって、ある程度英語の基礎が固まってからオンライン英会話に申し込んだほうが、英語力の伸びは良いです。
英語に初めて触れる小さい子供ならともかく、高校生や大学生がオンライン英会話で文法を勉強するのはおすすめできません。
英検目的で申し込むのなら、ある程度独学で基礎を固めて、それからリスニングや二次試験の個別面接に特化した授業に申し込むといいでしょう。
文法や、人によってはリスニングも独学で可能ですが、スピーキングだけは自分一人でやるには限界があります。
瞬間英作文などでしっかり予習して、覚えたフレーズを積極的に使っていきましょう。
長期間腰を据えて勉強する
英検試験直前になって、あわててオンライン英会話に申し込んでも効果はそれほど高くありません。
どの級を受験するかによりますが、5級から4級を受験する場合ですと、少なくとも三ヶ月前から試験の準備をすれば、余裕を持って試験に臨めます。
3級からは半年ほどが目安となるでしょう。
準2級以降はさらに多くの準備期間が必要となり、場合によっては1年に及ぶこともあるため、そうした時間も踏まえて授業を組み立てる必要があります。
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