最近では料金の安さや、送迎が必要ないことから、子供にオンライン英会話を受けさせる保護者が増加しています。

2020年4月から小学校の英語教育が全面的に実施されますが、本格的に英語を話せるようになりたいのなら、1週間にわずか数時間の学校の授業だけでは、「本格的」なレベルまで到達することは非常に難しいです。

英語とプログラミングは非常に相性が良く、この2つは「次世代を生き抜くための最重要スキル」とまで言われています。

このようにますます重要度が増す子供の英語教育において、子供にとって最適な環境を用意することがいかに大事か、言うまでもありません。

子ども（10歳以下）にオススメのオンライン英会話3選

現在オンライン英会話は、子供向けのみに限定しても、かなりの数に登ります。

1.料金
オンライン英会話のメリットの一つは、何と言ってもリーズナブルな値段です。

家計のことも考えると、できるだけコスパに優れたスクールを選びたいところです。

2.幼児向けのコースが用意されている
英語の早期教育については意見の分かれるところですが、早い段階で英語を覚えたほうが飲み込みが早い、という一面はたしかにあります。

3.先生の質
子供に英語を教え慣れているかどうか、先生が日本人かネイティブか、といったことも教室を選ぶ上で重要です。

GLOBAL CROWN（グローバルクラウン）

グローバルクラウンの特徴は、先生が「全員」バイリンガルだということ。

日英ともにネイティブレベルの発音と語学力を兼ね備えた先生が、授業を担当してくれます。

分からないことがあっても、先生が日本語でサポートしてくれるので、英語を初めて勉強する子供でも安心して授業を受けられます。

先生は全員、海外経験の豊富な人のみを採用。

語学だけでなく、その国の文化に触れられる点も魅力です。

語学と文化は密接に結びついており、その2つを同時に学べることは語学を学ぶ上で非常に有用だからです。

授業は子供の集中力を鑑みて、1回あたり20分に限定されています。

簡単な挨拶、カードを使用した単語クイズ、イラストを用いた英会話フレーズなど、楽しみつつ英語を勉強することが可能です。

料金は週1回コースで月額9800円と平均より割高なのがネックですが、半年以上の継続率が9割に上ることから、いかに子供や保護者から支持されているかが見て取れます
また、対象年齢が3歳からとなっており、就学前にグローバルクラウンに通い始める子供の数は、全体の6割にも及んでいます。

(公式ホームページより)

DMM英会話

DMM英会話ですが、子供向けに「こども英会話」サービスも実施しています。

最大の特徴は、何と言っても値段の安さ。

1日25分のレッスンを受けられる「スタンダードプラン」だと、1ヶ月にかかる費用は6480円で、1レッスンあたりの料金はわずか200円です。

さらに初月50％オフのキャンペーンが実施されているため、コスパ面では非常に優れている教室です。

先生はフィリピン人を始めとする外国人が中心ですが、合格率わずか5％の採用試験を突破した教育のプロばかり。

日本人の先生も在籍しているので、初めての外国人に不安を覚える子供でも安心です。

また、子供が12歳以下の場合、最初の1ヶ月に限り、親子一緒にレッスンを受講することが可能なのも嬉しいところです。

こちらも対象年齢が3歳からとなっており、早期英語教育に対応しています。

リップルキッズパーク

「楽しみながら英語を勉強」することに特化しているのが、リップルキッズパークです。

体験レッスンではレベル判定を行い、子供の英語習熟度を確認。

一人ひとりに最適な授業を行います。

さらにゲームや歌、人形などを用いて子供が勉強に飽きないよう工夫した授業を実施している点も魅力の一つ。

子供専門のオンライン英会話だからこそできる、趣向を凝らしたレッスンが豊富に用意されています。

また、レッスンを兄弟で分けるといったことも可能で、例えば「さくさく週2プラン(月額4888円)」に申し込めば、二人の兄弟にそれぞれ週1回のレッスンを受けさせることができます。

これは「おてがる週1プラン(月額3122円)」を別々に申し込むより費用を抑えることができるので、授業料を節約したい保護者にとってはピッタリのオンライン英会話です。

リップルキッズパークも、3歳からレッスンに申し込むことが可能です。

子どもにオンライン英会話をさせるメリットと注意点

オンラインの英会話教室は、通常の英会話教室と比較して良い点もあれば、悪い点も存在します。

反対にデメリットは、「講師の質にばらつきがある」「回線状況に左右される」「人気の先生の予約が取りづらい」などがありますが、ここではそうした利点・欠点以外に抑えておきたいポイントをいくつか抜粋してみました。

マンツーマンでレッスンを受けられる

子供向けに限らず、オンライン英会話はマンツーマンのレッスンが基本です。

大人しくて口数が少ない控えめな子も、人前でしゃべる時に緊張しがちな恥ずかしがり屋な子も、普段生活している自宅での1対1のレッスンなら、きっとリラックスして話せるはずです。

間違えたり、言葉に詰まったとしても、心配いりません。

先生たちはそうした子供に慣れているので、しっかり手取り足取り英語のレッスンを受けさせてくれます。

オンライン英会話の1回あたりの授業は30分未満のところがほとんどですが、1対1なので、密度の濃い授業を(それも割安で)受けることができます。

通常の英会話教室だと、グループレッスンで授業時間は1時間ほど。

1人当たりの発言時間はどうしても短くなってしまいがちなので、とにかく話せる時間を確保できるオンライン英会話は、英語を学ぶ上で非常に強力なツールです。

また、先生と生徒の二人が基本なので、ぼーっとせずに集中力が持続しやすい、というのもメリットです。

一人ひとりに合った講師を見つけることができる

一般的な英会話教室では、先生はずっと同じ人であることがほとんどです。

それに対してオンライン英会話では、数十人から数百人の先生から、自由に選択することができるので、その子供と相性のいい先生がきっと見つかるはずです。

そんな先生が子供に最適のカリキュラムを考えてくれるので、授業が分からず取り残される、という心配はありません。

また、意外と知られていないメリットが「下の子の英語力がアップする」という点。

一緒に授業を受けるのなら料金が発生しますが、弟や妹が隅っこで見学することはもちろん自由です。

授業が目の前で行われ、生の英会話に常に触れられる状況が発生するので、いつの間にか下の子の英語力がアップしていた、ということもあります。

オンライン英会話で気をつけておきたいこと

・英会話友達ができない
基本1対1で授業が進行していくので、いわゆる習い事仲間はできません。

寂しがりやな子供のために、兄弟や保護者が一緒に授業を受けて、モチベーションを維持するお手伝いをしてあげるといいでしょう。

・授業中は座りっぱなし
オンライン英会話はskypeで授業を行うため、当然パソコンやタブレットの前に座っていなければなりません。

小学生で学校の授業に慣れている子供なら問題ないかもしれませんが、未就学の子供の場合、30分も座りっぱなしで授業を聞く、という行為そのものが難しい場合があります。

もちろん先生もそうした子に慣れているので、歌やゲームで注意を惹こうとしますが、いつかは飽きが来るかもしれません。

・自宅には気の散るものがいっぱい
基本は自宅での授業となるため、誘惑に負けて授業に集中できない場合があります。

目の前にあるパソコンのキーボードが気になって勉強できなかった、なんて子供もいるくらいです。

また、兄弟も勉強の障害となる場合があります。

先程書いたように興味を持って一緒に勉強してくれればいいですが、うるさく騒いで遊んでいる兄弟のそばで、果たしてどれだけ勉強に集中できるでしょうか？
オンライン英会話を受けさせる場合、そうした環境や子供の気持ちをいかに勉強モードに切り替えられるかが重要となります。