英会話スクールと言うと高いイメージがあります。

実際オンライン英会話は実際に安いものが多く、気軽に利用できるスクールが多いのも事実です。

しかし、安いゆえの意外な落とし穴もあります。

そんなオンライン英会話ですが、お値段以上のオンライン英会話を探すという目的で安い理由や注意点を紹介し、まとめました。

これを読めばきっとオンライン英会話がなぜ安いのか知ることができます。

オンライン英会話が安い理由を解説！

英会話スクールに比べてオンライン英会話は全体的に安い傾向があります。

それは価格競争、講師の採用や手続き、物価の安い国で運営できるという3つです。

この3つの理由により、オンライン英会話はとても安く利用者にサービスを提供しています。

決して何か後ろめたい理由があるというわけではなく、企業努力によって安くなっているというのが、オンライン英会話が安い理由なのです。

激しい価格競争の結果

オンライン英会話を立ち上げるのは、実際の英会話スクールを立ち上げるよりも簡単にできる場合が少なくありません。

そのため、多くの企業や個人、既存の英会話スクールの参入によってオンライン英会話の数は非常に多いという現実があります。

このオンライン英会話の多さによって激しい価格競争が起こっているため安くなっているというのが理由の一つです。

それ以外にもオンライン英会話数が多いため、それぞれのオンライン英会話は様々な差別化を行っています。

しかし、利用者からはその差別化が理解されにくいため、結局分かりやすい安価な料金に注力することになり、結局激しい価格競争になっているという事実もあるのです。

更に外資系のオンライン英会話スクールも参入するなど、より競争を強いられることになってきているため、料金に訴求し生き残りをかけているということも価格競争に拍車をかけています。

そのため今までの英会話スクールでは考えられないような価格で毎日レッスンが受けられてしまうのです。

現地で講師を採用できるため手続きなどの手間がない

英会話スクールで講師を雇うにはネイティブな人材が欠かせません。

しかし、このネイティブな講師を雇うには様々な手続きや手間が要求されます。

それはビザの問題、人材派遣会社へ支払うコスト、ネイティブスピーカーを探す手間です。

ビザは就労ビザのことで、海外から来ている英語のスピーカーを採用するにはそのスピーカーが就労ビザを取得しているか確認する必要があります。

そして取得していない場合は、こちらで支援するなどして取得してもらい認可が下りてようやく講師になってもらうという段取りを踏みます。

そのため、たいへん手間がかかるのです。

また、その手間を省くために有効なのが、それらの人材（ビザを取得したネイティブスピーカー）を派遣したり紹介する業者です。

その業者を利用すれば簡単に人材が確保できるのですが、手数料を支払う必要があり、その金額は安いものではありません。

また、自分たちで探すのも大変な労力や手間がかかります。

それにかかるコストも軽視できるものではないのです。

これだけ膨大なコストや手間がかかるのが英会話スクールの講師の確保ですが、オンライン英会話スクールは海外に拠点を置いているので、それらのコストをかなり圧縮できます。

そのため、その分を価格に反映できるのです。

物価の安い国で運営できる

英語を話す国は欧米だけではありません。

実はフィリピンも英語を公用語としており、ネイティブスピーカーが多い国として知られています。

そのため、フィリピンに拠点を置き、そこで講師を採用することによってビザの取得や人材派遣業者の協力を仰ぐことなく、安価に講師を採用できるのです。

さらに拠点を維持するコストも日本に拠点を置く場合よりコストを圧縮できるため、価格にも反映できます。

それら以外にも現地で人材を確保した方が日本で人材を確保するよりも安い賃金で採用できる（物価が安いため）というメリットもあり、毎月かかる人件費の圧縮を行うことも可能となります。

海外であってもインターネットの回線さえ安定し、大容量なものを確保すれば日本に拠点を置くのと変わりない状態でオンライン英会話スクールを運営でき、しかも同じ資本金があれば、より大規模に、より高度な環境で運営することができるというメリットもあります。

インターネットの高速化や普及によってオンライン英会話が安くなったとも言えるのです。

料金が安いオンライン英会話を受ける際の注意点

料金が安く、臨場感のある英会話の講座が受けられるのが魅力的なオンライン英会話ですが、注意点があります。

これら3つの注意点を意識することで、安いオンライン英会話をより有効的に利用できます。

それではこの3点の注意点について紹介し、解説を行っていき、有効な対策を紹介し、まとめました。

これを読めば、コストパフォーマンスのよいオンライン英会話を選ぶポイントが抑えられます。

欧米式の英語と異なる場合がある

オンライン英会話が安い理由として、フィリピンに拠点を置き、フィリピン人の英語講師を多数採用している場合があるということをお話しししました。

しかし、これが注意点になっていることがあります。

それは欧米式の英語と発音や言葉などが若干異なっている可能性があるということです。

確かに意味が通じる英語を話せるようになるのですが、実際にコミュニケーションを取る目的としている相手が欧米人である場合はフィリピン訛りの英語を話すことになります。

実際に欧米式の発音を身に着けたフィリピン人講師もいますが、どの講師がそういった技術を持った講師なのか分かりにくいという点も注意です。

また、フィリピン式の英語を聞き取ることに慣れてしまうと欧米式の発音が聞き取りにくいというデメリットが生じることもあります。

そういった点に注意し、どんな国の人物に英語を使いたいのか想定することも大切です。

オンライン英会話は数が多いですが、欧米であっても東欧の方だったり、あるいはラテン系の国の方であるとお国訛りがあるので、そういった講師の出身国も意識するのがおすすめです。

予約が取りにくいことがある

フィリピン人講師と言ってもきちんとした欧米式の発音をマスターした人は少なくありません。

実際にそういった講師がオンライン英会話の講師を務めているケースがあります。

全員がそうではないのですが、そういった講師は人気があることが多いケースも少なくありません。

そのため、いざ予約を入れようとしても講師が個別指導なので予約を入れられないケースがあります。

せっかく月額で契約し、安いとは言ってもレッスンが受けられない日があるともったいないです。

それに自分がオンライン英会話を受けられる時間は、他のユーザーも受けられる時間であり、それが予約競争になって満足のいく講師のレッスンが受けられないことがあります。

そういった意味で講師の人数が多いオンライン英会話を選ぶというのもポイントと言えます。

絶対的なものではありませんが、講師の人数が多いほど比例して良い講師も多く、予約が取りやすいことも少なくないからです。

また、評判などで予約の取りやすさを調べることも大切と言えます。

回線が不安定なことがある

システム的なものですが、回線の安定性も重要です。

オンライン英会話は高音質な音声と動画を同時に送受信する大量のデータ送受信を行うため、回線の太さ（安定して高速通信ができる環境）はとても重要な項目と言えます。

オンライン英会話の場合、講師が海外であるケースがほとんどで安いものほどその傾向は強いです。

拠点の回線が太いものを使用していても日本からのアクセスが殺到した場合、回線がダウンしレッスンが受けられなくなるということもまれにあります。

コストを削減し、回線が細い場合はなおさらその傾向が強いのです。

また、講師が自宅からレッスンを行うオンライン英会話もあり、そういった場合は自宅の回線が細いと非常に不安定な場合があります。

特に講師が南米在住あるいは東欧在住の欧米人と言ったような方で自宅からレッスンと言うケースではそういった傾向が強くなりがちです。

そのため安いオンライン英会話で自宅から講師がレッスンを行うタイプは回線の安定性なども注意して選ぶ必要があります。